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Yumiko Ikeda☆

星空スケッチ31


池田裕美子の星空スケッチ

今週の星空案内人は、月光天文台神田さんです。

らじおねーむ「ヒロシです」さんから

「太陽系の惑星について詳しく教えてください」という質問をいただき

前回は水星と金星について教えていただきました。

今回は前回に引き続き、惑星シリーズ第二弾

「火星」についてです。

「火星」については

らじおねーむ:サンライズさんからも質問が来ていました。

「 火星の周期は25時間で、人間のサーカディアンリズムも25時間なので、人間は火星から来たのではないかと考えるがどうか?」

人間のサーカディアンリズム(体内時間)は24時間ではなく、25時間に近く

さらに火星の一日は24時間ではなく、24時間39分。(25時間に近い)

だとしたら、火星から来た可能性があるのではないか?

というのがサンライズさんの見解。

太陽から近い順で、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星と続きます。

火星は2年2ヶ月毎、地球に近づいたり遠ざかったりしています。

近いとおよそ5700万キロ(平均)遠いと1億4960万キロ

火星は地球の半分の大きさ

表面は酸化鉄(サビ) 大気はうすく無いに等しい=望遠鏡で表面を見ることが可能。

現在も探査が行われており

ロボット探査機が3台ほど動き回っています。

その探査のおかげでいろいろなことがわかってきました。

火星の表面温度は平均-40度。

寒いと-100度

暖かいと0度

水星や金星の灼熱地獄と違って生命体が生まれてもおかしくない気温です。

表面を掘ると地面から氷が発見されていることから

35億年前には水があったことが判明しています。

最近の調査結果では

生命体の材料である有機物が発見されたと発表されています。

かつての火星には炭素を含む化合物、すなわち有機分子があったことが明らかなりました。

有機物は、生命の主な材料になる物質です。

キュリオシティの調査から、火星の表面に大きな有機分子が見つかり

2018年6月8日付け学術誌『サイエンス』に論文が発表された。

Newsweekより↓

火星はかつて(35億年前)地球と同じような青い星でした。

地球の半分の大きさっだったことから

空気を作ることが出来ませんでした。

重力が小さかったため、水蒸気を引力で留めておくことができず

大気や水蒸気はすべて宇宙空間へ逃げてしまいました。

現在も探査は進められています。

もしかしたら氷の中に太古の生命体が埋もれているかもしれないですね。

神田さんは、35億年前には火星人が本当にいて

火星が住めなくなることを察し

地球に引っ越してきたのかもしれないと話していました。

らじおねーむ:サンライズさんの考えももしかしたらあたっているのかもしれません。

現在、火星に移住する「テラフォーミング」(人為的に惑星の環境を変化させ、人類の住める星に改造すること)も計画されています。

火星を地球化する計画。

火星には酸素がなく、二酸化炭素があるため

植物を植えて、太陽の光をあてて光合成させ、酸素を生み出す計画です。

最近その二酸化炭素も十分ではないことがわかり

最低でも1000年以上はかかるということもわかっています。

実際2035年、火星に人を送る計画があるそうです。

地球と火星は兄弟のような存在になるのか?

それとも

ふるさとに帰る日になるのか?

今後も注目される星であることは間違いなさそうです。

地球から火星まで、宇宙船で早くて100日

「池田さん、行きたいですか?」と神田さんに聞かれ

私は迷わず「行きたくありません」と答えました。

皆さんはいかがですか?

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