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Yumiko Ikeda☆

星空スケッチ39


池田裕美子の星空スケッチ

今週の星空案内人は月光天文台、神田善國さんです

「ヒロシですさん改め、ヒロシ&キーボード」さんからの質問

惑星について教えて下さい

惑星シリーズ最終回

「冥王星」と「準惑星」です

冥王星

太陽系9番目の惑星だった……冥王星

2006年に惑星から準惑星となりました。

大きさは月よりも小さく(月は地球の1/4)

自転速度は6日 247年かけて太陽を回っています。

1930年にアメリカの天文学者「トンボー」が発見

探査機が訪れたのは2006年のニューホライズンのみ

太陽からの距離はだいたい60億キロ

地上の望遠鏡ハッブル宇宙望遠鏡でも表面は見えませんでした。

氷でできた冥王星型天体「プルトイド」

メタンや窒素が固まった氷でできている

太陽から遠いため-220度以下の極寒の星です。

冥王星は他の星と比べると変なところがあります

☆他の惑星は太陽の周りを円のように回るのに対し

冥王星はすごく楕円ですごく傾いています。

☆たまに海王星よりも太陽に近くなります

(1979年から1999年の間の20年間だけ海王星よりも近くなりました)

(水金地火木土天冥海の時期)

☆46億年前に地球等と一緒にできたわけではなく

別の場所からやってきた星の可能性を論じられています。

地球等は太陽系が生まれた時、その場所で育ちましたが

冥王星は彗星のようにどこかからやってきて、太陽の引力に引き寄せられ

今の形になったのではないか? と言われてます。

冥王星の半分ほどの大きさの衛星(カロン)を持っています

(月は地球の1/4)

大きいため、冥王星の周りを回るどころか、お互いの周りを回る兄弟のような関係

8つの惑星と比べて違いすぎるためずっと「惑星ではないのでは?」という

疑問が持たれ、2006年に国際天文学連盟により惑星の定義が作られました

惑星の定義は

①太陽の周りを回っている②まるい球体である③他の天体を排除していること

冥王星とカロンは

惑星と衛星ではなく、二重惑星であるという結論により

冥王星は惑星から多数決によって外され、準惑星となりました。

現在は水金地火木土天海の8つが太陽系の惑星です。

「準惑星」

1992年、海王星ぐらい遠くの場所に冥王星と同じくらいの大きさの天体が見つかりました。

これは惑星だろうか?

2002年、2005年にも次々と新天体が発見されました。

これも惑星だろうか?

そもそも惑星とは?

2006年に惑星の定義ができ現在に至っています。

(国際天文学連盟)

現在発見されている準惑星は

冥王星、エリス、ケレス、マケマケ、ハウメアの他にセドナや更に

「X」と呼ばれるまだ未発見の星は計算上存在していますが

望遠鏡や探査機などではいまだ誰もその存在を見つけることが出来ないそうです。

しかしいつか発見される可能性は高いそうです。

エリス

マケマケ

ハウメア

セレス(ケレス)

参考)

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