池田裕美子の星空スケッチ
今週の星空案内人は
月光天文台、神田善國さんです。
続いております惑星シリーズ第4弾「土星」と「探査機」です。
「土星」と言ったら……。
やっぱり周りの「環」ですよね。
以前土星の環は何で出来ているのか?
という質問に「氷」でできているとの回答がありました。
そうなんです。土星の環は何千万の氷が周っているのです。
土星は木星についで太陽系の惑星の中では2番目に大きい星です。
地球のおよそ9倍。 土星も木星と同じくガス惑星です。
環を抜かした丸い物体が本体です。
なぜ土星だけ環ができたのか……。
未だ解明されていません。
答えが出てないのです。
しかしながら、いろんな説はあります。
おそらくですが、大きな氷の塊の星が土星の近くに来たときに
土星の引力でバラバラに破壊され
こなごなになったものが土星の周りを回り続けているのではないか?
と、最近になって言われています。
参考)
もともと土星が形成されるときにできたものだという説もあるようです。
土星の環については探査機を飛ばしているので
これから解明されるのではないかということでした。
火星などに送られる探査機は、火星の地上に着陸しますが
土星などを探査する探査機は
近くまで行ってレーダーによって調べられ、地球にデータが送られてくるのです。
また、地上からの望遠鏡でも調査が進んでいます。
土星の北極、南極にきれいな六角形のジェット気流があるのですが
なぜ六角形なのか、現在調査中です。
探査機についてもいろいろ伺いました。
最近(2018.10.30)終りを迎えたケプラー宇宙望遠鏡(探査機ですが構造は望遠鏡です)
宇宙の遥か彼方にある地球のような惑星を探すために作られた探査機でした。
2009年に打ち上げられたケプラーは、4年にわたって北の空の同じ範囲を観測し続け、別の星が前を横切るときに明るさが短期間減少する現象を追った。ケプラーはその視野から2300もの系外惑星を確認し、こうした天体が一般的であり、孤独な星はめったにないこと、そして、宇宙に散らばる惑星が途方もなく多様であることを明らかにした。
参考)
NASAは現在、宇宙望遠鏡「トランジット系外惑星探索衛星(TESS)」によるミッションで、太陽系から近い20万個以上の恒星を調査しており、特性を評価するのに最適な惑星を探している。将来は、近く打ち上げられるジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡や、現在開発中の巨大地上望遠鏡といった機器を使って特性評価が行われるかもしれない。後者には欧州超大型望遠鏡、巨大マゼラン望遠鏡、あるいは建設反対の声が起きている30メートル望遠鏡がある。
このあとケプラー望遠鏡はどうなってしまうのか?
燃料がないということは、宇宙をさまようの?
疑問に思ったので聞いてみました。
現在は国際的な取り決めが有り、燃料が無くなりそうになったとき宇宙の墓場と呼ばれる
場所へ移るそうです。
地球の近くにある探査機は、地球に落とします。
(大気の中で溶けてなくなります)
昔は燃料が切れたらそのままになっていた探査機や人工衛星
そのおかげで宇宙ゴミがかなり増えているようです。
打ち上げた人工衛星に衝突する恐れもあるため
現在は国際的な取り決めにより、決められた場所(宇宙の墓場)へ移動するように
なっています。
次回月光天文台の回は惑星シリーズ第5弾です
どうぞお楽しみに(^o^)
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